Project

エネルギー事業

関西原子力部プロジェクト

Project Overview

次代のエネルギーを担う
チームの一員として。

三菱重工が手がける原子力発電関連設備の販売代理店を務めてくれないか。西華産業がそんな打診を受けたのは2022年のことだった。前任の会社が国内原子力向けビジネスから撤退。西華産業は、その商流を受け継ぐ体制を迅速に整備。関西原子力部が新設された。社会にとって欠かせないエネルギーを支えるメンバーたちが、その使命と情熱を語る。

関西原子力部 主務

志村 徳麻

2007年入社

関西原子力部 主任

浅野 雄大

2017年入社

Session.1

原子力発電を支える。
「新たな責任」に
立ち向かうチームを。

志村
関西原子力部は、前任の会社が国内原子力向けビジネスからの撤退を表明したことを受けて、2023年に急遽、発足したチーム。これまで以上に扱う設備のスケールが大きく、責任も重い。これまでに火力発電所の案件で三菱重工の代理店を務めてきた経験が買われて、この役割を任されることになったのだけれど、アサインの瞬間は背筋がピンと伸びるような感じがしたよ。「誰かに任せるのなら、私がやりたい」という想いがあったからね。
浅野
私も同じような想いを抱いていました。これまでに三菱重工の代理店や、敦賀支店での原子力発電向けの提案経験もありましたが、原子力発電の根幹を担う「主機」を扱うのは初めての経験。チーム内の営業では最年少ですが、この重大な責任を伴う環境で、百戦錬磨の先輩方の仕事を目の当たりにすることで、さらなる成長につながっていると思います。それぞれに出自の異なるメンバーが集い、新たなビジネスをかたちにする。関西原子力部は部署を新設したというより、新しい会社を起ち上げているような感覚がありますよね。
志村
私たち西華産業の社員に、前任の会社からジョインしてくれた社員、そして、新たに入社してくれた仲間……。「三菱重工の代理店として違和感なく業務を行い、スムーズに事業移管を完了させる」という最初のゴールにたどり着けたのは、一人ひとりが想いをひとつにして、懸命に仕事をしたからこそだよね。ただ、発足した当初は、苦労の連続だったな。
浅野
どのような手続きが必要で、どのような書類を用意するか。安全性に万全が求められる原子力のビジネスでは、慎重かつ特有のプロセスを踏んでいく必要があります。細かい事務作業に四苦八苦していました(笑)。
志村
私たち営業は、いろいろな役割の方に支えられて成果を出せている。今まで当たり前に頼っていた事務担当の方のありがたみがわかったよね(笑)。
Session.2

熱い志を抱く
チームの一員として
認められるために。

浅野
私たちの仕事は、常に新たな知識や装置の仕様などを学び続けなければいけません。ただ、今回の原子力ビジネスにおいては想像以上に学ぶことが多かった気がします。見慣れない専門用語や、略語のオンパレードで、まるで新入社員時代に戻ったような気がしました。
志村
前任の会社からジョインしてくれた方や、三菱重工の担当者、お客さまに質問しながら、何とかフォローアップしていく感じだったね。販売代理店が私たちに変わって、上手くいかなくなったと言われるようでは、話にならない。とにかく行動で信頼していただけるようにしなければいけなかったよね。まずは発電所の中で、西華産業という存在をしっかり認識していただくことが重要だった。
浅野
そうですね。だからこそ、意識していたのは、日頃の何気ないやりとりに全力を尽くすことでした。私たちが不慣れだからといって、商談機会は待っていてくれません。コミュニケーションを密に取り、寄り添う営業活動を心がけたこと。依頼を受けたことには、どこよりも迅速で、円滑な対応を徹底したこと。発電所のお客さまや三菱重工の担当者から、「担当してくれて非常に助かっている」という言葉をいただけたときは、本当に嬉しかったです。
志村
原子力発電に携わる人たちは、誰もが熱い志を持ち、チームとして仕事に向き合っているでしょう? 私たちが、着実に第一歩を踏み出せたのは、その存在がとても大きかったと思うよ。知識や経験が足りなかったとしても、突き放すようなことは決してなく、丁寧に教えてくださる。そして、安全な稼働とエネルギーを安定供給する使命をともに果たそうと手を差し伸べてくれる。
浅野
だからこそ、私たちも「チームの一員であろう」「しっかりと貢献しよう」という気持ちが強くなるんですよね。
Session.3

その想いに応えたい。
さらなる存在価値を
追い求めていこう。

浅野
原子力発電設備の主要機器を担当することで、過去には経験したことがない取引金額の大きな商談を担当することも多くなりました。ただ、感じるやりがいはそれだけではありません。取引金額に関わらず、電気をつくる上で重要な設備を任されていることに、責任と誇りを感じているんです。
志村
そうだね。私が関西原子力部に配属されたのは、ちょうど発電所が再稼働する前だった。発電所の皆さんをはじめとしたチーム全員が、大きな目標に向けて邁進していくムードを肌で感じることができたし、自らの仕事がニュースになるインパクトにも驚かされた。その責任の一端を担っていることは、これまでにないやりがいだと思うよ。
浅野
原子力発電を支えるチームの一員として、地域にお住まいの皆さんと接する機会も増えました。もはや地元の風物詩となっている「美浜・五木ひろしふるさとマラソン」や「美浜町民レガッタ」の運営をサポートするなど、貴重な経験をさせていただいています。
志村
エネルギーを支える。原子力や、火力を担う人たちの志に触れてきた私たちは、チームの一員として、その想いに応えていかなければならない。自らの研鑽に努め、さらなる信頼をいただくことで、存在価値を高めていかなければ。将来的には燃料サイクルから、廃炉・新設に至るまで、さまざまな価値を提供していきたいよね。
浅野
はい。今もさまざまな案件に携わっていますが、それは以前の担当者が何年もかけて種をまき、育んだもの。これからは私自身がお客さまのニーズに寄り添い、新たな価値を生み出していきたいと思っています。

あなたの想いが 世界を変える エネルギーになる。

価値創造で、
この国のエネルギーを担え。

この国のエネルギーを担う。
その責任はきわめて重大なものだ。
さあ、熱い想いに寄り添い、確かな価値で応えていこう。
私たちも、志を同じくする「チームの一員」なのだから。