「自分が良いと思った商品を売りたい」。
そんな理想を叶える機械系商社の仕事。
私は就職活動の柱として、「機械系の専門商社で働きたい」と決めていました。理由はふたつあり、ひとつは自身が育った環境。町工場が多く建ち並ぶ地域で育ち、例えば「近所の工場でスカイツリーの部品をつくっている」など、小さい規模ながら高い技術を持ち合わせている会社があることに関心を寄せてきました。
もう一方は、父親が商社を経営していたということ。「自分の目で見て本当に良いと思ったものをお客様に届ける」という父の姿を間近で見ていて、商社業界に憧れを抱くようになりました。
西華産業の入社を決めたのは、インターンでの経験が大きかったですね。自分が働く会社を決める上で重要視したのは、やはり「お客様におすすめする商品を、本当に自分で選んで決められるか」という点。インターンで自身が認めたものをお客様にセールスしている先輩方の仕事を知り、「ここなら自分の理想が叶いそう!」と入社を決意しました。
上司のアドバイスで心が軽く。
周囲を頼りながらベストな提案を実現する。
私が所属する「プラント・環境部」は、電力および化学といった各種プラントの周辺設備を扱う部署になります。プラントとは複数の機器や装置を組み合わせた、大規模な生産設備工場のこと。プラントの建設を手がける企業様から「○○の設備を仕入れたいです」とオーダーが入った際に、各メーカーへ問い合わせ、見積もりと共に提案することが主な業務です。
自社製品を販売している訳ではありませんので、取引を成功させるには「情報収集」が重要に。「お客様のオーダーにマッチする設備はどれなのか」「金額は相場と比べてどうなのか」など、あらゆる情報を吟味して見積もりをまとめる必要があります。さまざまな情報をミックスさせてでき上がった提案は、アイディアと挑戦が詰まった自分オリジナルの商品。金額が通って注文が入り、お客様に喜んでいただける瞬間が何よりのやりがいです。
一時期、「自分が出した見積もりは、すべて注文につなげなくてはいけない」と思い込んでいたことがありました。負けん気の強い性格もあって、その考え方にとらわれて思い悩んだり、過度なプレッシャーを感じてしまったりするシーンも。そんな状況を救ってくれたのは、上司の「その考え方にこだわる必要もないんだよ」というアドバイス。心がすっと軽くなって視野が広がり、「ひとりで仕事をしている訳ではない」ということを学びました。
今は自分の「できること」「できないこと」を見極め、先輩やメーカーに頼りながら、お客様にとっての“最善”を導くことを第一に考えて仕事をしています。
商社の魅力は「人」にある。
立場、仕事、国を越えたつながりを実感。
「ひとりで仕事をしている訳ではない」と感じられるのは、西華産業で働くみなさんの人柄の良さも大きいと思います。プラント・環境部のチームはまさに“和気あいあい”という感じで、常に誰とでも話しやすい雰囲気があり、仕事終わりには先輩から「この後、みんなで食事行かない?」とお誘いいただくことも。また、同期の存在もありがたいですね。誰かが出張で東京へ来ることがあると、「みんなで集まろう!」と気軽に声をかけ合えることにうれしさを感じています。
そんな先輩や同期の存在に支えられているからこそ、「もっとがんばろう!」という気持ちになりますね。とくに先輩たちは“案件を見通す力”が非常に高く、注文が入った際には「お客様はなぜこのオーダーをしてきたのか」「メーカーはどのような状況で、何に気を払えば良いのか」「この提案で競合先は何社いるのか」など、広く考えをめぐらせているように感じます。
先輩たちに一歩でも近づくために心がけているのは、「自身の考えを書き残しておくこと」「ミスや失敗をリスト化しておくこと」のふたつ。前者は例えば見積もりを作成する際にも、「なぜ、この金額を導き出したのか」をメモするようにして、算出した金額の“背景”を確認できるようにしています。後者は「指摘が入ってしまった」「ミスをしてしまった」という際に、経緯や改善策も含めてリスト化するということ。失敗を糧にできるよう心がけ、何度も同じ轍を踏まないように気をつけています。
商社の仕事の魅力は「人」との関わりがすべて。西華産業への入社後は、「立場」「仕事」「国」の壁を越えて、さまざまな人と接しながら毎日が過ぎていきます。ときには自分よりもひとまわり以上も年齢の違う人と対等に取引することもありますし、ときには海外メーカーから設備を調達するために現地の人とコミュニケーションを図ることもあります。
その一つひとつが刺激的で、成長につながる経験の連続。「いろんな人と交流しながら仕事がしたい」「自分が良いと思ったものに向き合っていきたい」という方は、ぜひ西華産業へ来てくださいね!
CAREER PATH 入社後の動き
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1年目
プラント・環境部
入社1年目から現在までプラント・環境部に所属。電力および化学といった各種プラントにおける周辺設備の取引をサポート。