ポリマー除去装置”HYPOX”

ポリマー除去装置”HYPOX”

ポリマー除去装置”HYPOX”

化学設備・材料

“HYPOX”はイタリア/ムーブエンジニアリング社が開発した、あらゆる部品の付着ポリマー除去装置で国内外に約400台の納入実績があります。 これは樹脂の加水分解反応、熱分解反応、酸化分解反応を利用した安全で操作が容易な洗浄装置で、薬剤等を一切使用する事無く、フィルム、繊維等の製造工程におけるノズル、フィルター、ギアポンプ、押出機スクリュー、金型等に付着 固化したポリマー類だけで無く、従来の洗浄法では除去が困難であった炭化物、オリゴマー、ゲル等についても製品を傷める事無く、無人で自動的に除去します。 オリゴマー、ゲルの除去にも効果的かつ、洗浄対象物にダメージを与えない事から、焼結金属フィルターといった破損し易い対象物の洗浄については特に優位性があります。又、比較的低温での処理が可能な為、最近多用される高熱に弱い金属母材や表面処理にも悪影響を与えません。

特徴

  • HYPOXは屋内設置用で、室内を汚す事なく清潔な環境で安全に付着ポリマーの除去が可能です。
  • HYPOXは樹脂を炭化させる事がありません。
  • HYPOXは空気中に固形物や煙を排出しません。(樹脂の分解成分を含んだ若干の排水は発生しますが、オプション対応で排水発生を無くす事も可能です。)
  • HYPOXには薬剤等は使用しません。(蒸気、圧空、電源、水のみ)
  • HYPOXは従来法に比べ低ランニングコストです。
  • HYPOXの運転は完全自動で、投入後の作業はありません。
  • HYPOXは製造ラインにインラインにて取付可能です。フィルター装置 に内臓の場合、洗浄の為のフィルター取り外しが不要となります。

仕様

洗浄工程

  • 加水分解(無酸素雰囲気下で400℃程度の蒸気により、樹脂、ゲル、オリゴマー類を除去。)
  • 酸化分解(400℃強の加熱空気による炭化物の除去)の工程を組み合わせた通常8-15時間程度の自動運転にて部品に付着した樹脂を除去します。

対象樹脂

PET,PA6,PA66,PC,PP,PE,PBT,PU,ABS,COP,COC,セルロース系等。 これらは実績例でありこの他の樹脂の洗浄についてもテストにて実証可 能です。

テスト設備

山口県岩国市にテスト設備を準備しています。

洗浄例
数10cmから数mの大きさの対象物用まで機種を取り揃えてい ます。
※特に繊細な取扱いを要する製品の洗浄に最適です。
1スピンパック組立品、部品、スピナレット、紡糸ノズル
2ギアポンプ、金型
3フィルターハウジング組立品、焼結金属フィルター
4フィルム、不織布用ダイ
5押出機スクリュー、ヘッド、ブレーカープレート
6熱交換器、スタティックミキサー

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