2,500℃までの高温ガス流量が測定可能
McON IRセンサー(高温ガス流量、濃度、温度計)とは
McON IRセンサー(高温ガス流量、濃度、温度計)とは、高温ガス中の赤外放射の強度の変化を利用したオンリーワン技術の赤外式センサーです。
本オンリーワン技術を利用する事で、最高2500℃、高ダスト環境下でも流量、濃度(CO,CO2,H2O)、温度を
インラインで非接触にて連続測定する事が可能です。
このセンサーを利用することで、高温ガスの流量を見える化する事が出来、プラントの改善に利用できます。
特徴
- 2秒以内のレスポンス
- 非接触・非接触での赤外測定の為、接ガス部のメンテナンス無し
- インラインでプロセスガスをダクト内の平均値として出力可能
- 最高2500℃までのガス温度での測定が可能
- 対象ダクト、配管、炉へ片側設置の為、高ダスト環境下でも測定可能
- 流量、濃度(CO,CO2,H2O)、温度を同時に1ユニットで測定可能
- 原理上ドリフトは発生しない為、校正不要
- 対象ガスの前処理は不要となり、付帯設備も不要
仕様
流量/高温仕様
対象ダクト片側に2つのセンサーを並列に設置し、Max2500℃のオフガスの流速をドラフトすることなく連続測定を可能にします。
測定レンジ |
3-100m/s |
---|---|
精度 |
±2%以内 |
再現性 |
99.95%以上 |
ドリフト |
無し |
直線性 |
100% |
校正 |
必要無し |
対象ガス温度 |
200~2500℃ |
反応速度 |
1秒 |
防水規格 |
IP66 |
環境温度 |
Max50℃ |
流量/1000℃未満通常
対象ダクト片側に2つのセンサーを並列に設置しオフガスの流速をドラフトすることなく連続測定を可能にします。
測定レンジ |
3-100m/s |
---|---|
精度 |
±2%以内 |
再現性 |
99.95%以上 |
ドリフト |
無し |
直線性 |
100% |
校正 |
必要無し |
対象ガス温度 |
0~1100℃ |
ダスト |
10mg – 3000 g/m3 |
反応速度 |
1秒 |
センサー径 |
25mm(or15mm) |
センサー長 |
1150mm |
センサー材質 |
鋼金(1.4841) |
操作盤 |
Rittal AE 1030.500 |
濃度、温度
対象ダクト片側にセンサーを設置し、 Max2500℃のオフガスのCO/CO2濃度、温度、H2O濃度をドラフトすることなく連続測定を可能にします。
測定レンジ |
3-100m/s |
---|---|
精度 |
±2%以内 |
再現性 |
99.95%以上 |
ドリフト |
無し |
直線性 |
100% |
校正 |
必要無し |
対象ガス温度 |
200~2500℃ |
反応速度 |
1秒 |
防水規格 |
IP66 |
環境温度 |
Max50℃ |
原理
流速
ガス中にあるCO、CO2の分子が放射する赤外波長(スペクトル)での赤外強度をセンサー1とセンサー2のそれぞれの高速赤外強度センサー(フォトディテクター)によりとらえます。
その強度変化について信号波形にし、照らし合わせた際の時間シフトを算出し、決まっているセンサー間距離により流速を算出します。
濃度、温度
高速赤外強度センサーを使用し、高温下でのCO、CO2、H2Oから放射される赤外波長(スペクトル)を捕え、対象ガス中に含まれる特定ガスの赤外放射強度の変化(濃度変化によるもの)を計測します。
※測定する特定ガスの赤外励起波長強度をそのまま濃度に変換
測定対象ガスに含まれる特定ガス種の赤外波長以外をカットするフィルタを使い、その他ガスの影響を軽減し測定します。
用途
・製鉄(転炉) :転炉出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
・製鉄(コークス炉):転炉出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
・製鉄(電炉) :電炉オフガス中の流量、濃度(CO,CO2,H2O)、温度測定による燃焼最適化
・セメント :キルン出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
・焼却炉 :焼却炉出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
・石灰 :石灰炉出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
・ボイラー :ボイラー出口の高温ガスの流量を見える化し、再利用=省エネ
構成図
流量
流量、濃度、温度
他社(他方式)との比較
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