事業紹介

産業機械事業

事業概要

「産業機械」セグメントでは、繊維、フィルム、食品・飲料などの幅広い産業分野に対して生産設備や物流設備などの販売・メンテナンスを行っています。地球環境への負荷軽減はすべての企業にとって重要な経営課題となっており、産業機械領域においては省エネルギーシフトを前提としながらも、省資源化の推進や使い捨てプラスチックの削減など、業界によって抱えている課題やテーマは様々です。そのような事業環境のなか、同セグメントでは各業界に精通した営業部隊が国内外の取引メーカーの機械・設備から顧客のニーズに沿ったベストソリューションを提供しています。

主な製品・サービス

  • 工場プロセスの自動化・省人化設備
  • 工場内自動立体倉庫
  • AI・ロボット等を活用した遠隔監視設備
  • 次世代冷媒(CO2 、アンモニア)の冷凍機・空調設備
  • 食品・医薬品ラボプラント向け開発装置
  • リサイクル繊維等サーキュラーエコノミー関連製品

外部環境認識

強み

  • 国内外で100超を有する拠点ネットワークを駆使した情報力や事業展開スピード
  • 約1,000社(同セグメント)のメーカーとの取引による、汎用品から専門設備まで全面的にカバーして顧客の課題を解決する提案力と現場対応力

リスク

  • 環境規制の強化などへの対応が遅れた場合の商談機会の喪失
  • 経済状況の変化などを背景とした、事業領域内における国内投資マインドの減退

機会

  • SDGs対応が要請される取引先への環境配慮型製品の売上機会の増加
  • DXの強化による、パーツからライン全体の最適化への提案

業績ハイライト

取扱高 売上高 セグメント利益のグラフ図

注力中のビジネステーマと主な施策(Action)

「産業機械」セグメントの取り組みは、長期経営ビジョンにおいて重点分野として掲げている「脱炭素」「省エネ・省人化」「サーキュラーエコノミー」「DX」のいずれにも大きく関わります。各業界のトレンドやニーズに特化した商材開拓・事業推進を深化させながら、当社が得意とする自動化設備等を業界・エリアを限定せず広く提案し、産業全体のグリーンイノベーションに貢献しています。また事業領域・市場拡大の施策として、東南アジアでの新規事業創出を主眼に置き、M&Aも含めた事業投資をダイナミックに推進していきます。

TOPIC

商環境の変化に着目。商社独自のコーディネーター力を発揮しお客様との共創により東南アジアビジネスを伸ばす。

海外拠点に対してはそれぞれの国の商環境に合った戦略を自立的に立案、遂行させており、本社サイドは人材、資金の提供以外に実効的なモニタリングを行い海外拠点が推し進める各プロジェクトが機動的に推進できるようサポートし、特に成長著しい東南アジアでの事業を伸ばすことを基本方針としています。

SST(Seika Sangyo Thailand)の取り組み

産業変革が進んでいるタイでは人件費高騰等から自動化ニーズが増加しています。SSTでは従来からの日系企業向け機械設備輸出入ビジネスに加え、商社ならではのネットワークで培った多くの自動化設備に特化した有能な現地ローカルSIerとパートナーシップを組み、お客様の課題や要望にマッチするSIerを選定し設計、製作からアフターサポートに至るまで一貫したサービスを提供し他社には真似ができないタイ国内完結型のオンリーワンソリューションを展開中です。

SSV(Seika Sangyo Vietnam)の取り組み

ベトナムは資源が豊富で労働人口も多く低賃金という背景からセカンドチャイナとして日本以外の企業も含め多くの企業の進出が見込まれています。現地で工場建設する際に日本のお客様の場合は信頼がおける日系エンジニアリング会社へ一括発注するケースもありますが、できるだけ建設コストを抑えるために、安価なローカルメーカーも使ってトータル建設コストを抑えたいというニーズもあります。しかし限られたスタッフでローカルメーカーを管理することや設備納入後のアフターメンテナンス等に不安があり採用を見送らざるを得ないことがありますが、SSVではお客様との共創により現地日系ゼネコンの他ローカル企業とパートナーシップを組んだうえでお客様のニーズに応えたサービスを提供し、お客様の事業成功に寄与していきます。